「Have fun!」この言葉を聞いた瞬間「えっ!」このタイミングでこういう表現をするんだと驚いた。「Soloフライト」これは訓練生にとっては特別な時間、これまで教官同乗で訓練したことをCheck outで検定され合格した者だけがすすめる道。毎フライト評価され「不可」を2回続けてとるとプログレスチェック、エルミネーションチェックと夢は断たれ終わる。ソロフライトに進めたとは言え失敗は許されず訓練生は緊張した面持ちで真剣にのぞむ。いやのぞんでいた…日本では。米空軍ミシシッピー州コロンバス空軍基地、全米から選抜された米空軍士官学校、一般大学、ナショナルガード(州空軍)出身の飛行学生と共に訓練に励んでいた。成績が卒業後の機種選定に直結するシビアな世界、みんな日頃は真剣に取り組んでいる。そんな中、ソロフライトに出る直前言われた。「You got a solo flight.Give me high five!Have fun!」(ソロに行くんだって、ハイタッチしようぜ!楽しんで来いよ!)機種を競うライバルでありながら仲間の成功を心から祝福し気持ちよく送り出してくれる陽気な仲間たち。それはみんながお互い様でもっている価値観であり視点。そのフランクさ明るい言動の中に人間性の高さ、気高さ、品格を感じた。外国からの、英語圏からの表現やマインドセットが新鮮な驚きであり気づきだった。何年も飛んで初めてフライトが楽しいと感じたのはアメリカだった…
「これを知る者はこれを好む者に如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず」


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